2022年9月18日日曜日

 

カーク・ダグラス(1916~2020)

先日BS-2で「スパルタカス」と「OK牧場の決闘」を続けてオンエアしていて

そう言えば此の大スターのBOXは作っていなかったなと。

上の写真は、それで作ったラベルだが、まあ、その出演作品たるや錚々たるもので。

息子のマイケル・ダグラスの人気に押されて晩年はアルツハイマーにかかったりして大人しかったが、何と103歳まで。

彼の両親は帝政ロシア(今のベラルーシ)から米国のニューヨークへ移民したユダヤ人。

幼い頃は貧しくというより極貧だったらしい。

それでもアルバイトをして大学へ進み俳優の道を選んで、ブロードウェイからハリウッドへ。

アルバイトのボクサーの経験は映画「チャンピオン」で役に立ち

アカデミー男優賞にノミネートされ

同期の俳優バート・ランカスターとW主演で「OK牧場の決闘」

彼と組んでTV育ちのジョン・フランケンハイマー監督と「5月の七日間」等の問題作を作り

また新人監督のスタンリー・キュブリックの

「突撃」での演出力に目をつけ

主演した70mm大作「スパルタカス」に抜擢するなど、此の頃の彼のプロデューサーとしての活躍は米国映画史上、目を見張るものがある。キュブリックも彼に見出されなかったら世に出なかったかも知れないのだからね。

その頃、下火だった西部劇も「ガンヒルの決闘」「ガンファイター」に御大ジョン・ウェインを巻き込み「戦う幌馬車」とヒットさせている。

私には高校生のとき観た西ドイツの駐留米兵の少女暴行事件を描いた法廷映画「非情の町」の弁護士役が

当時アイドルのクリチーネ・カウフマンとジーン・ピットニーの主題歌と共に印象に残った。

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