世界音楽旅行 番外編その14
恋のメキシカン・ロック : 橋幸夫
浅草の伝法院通りに近い方の宮田レコードは
その昔、中古レコードの宝庫であった。
サントラ・コレクターの私はレアな物を見つけては
興奮していたが、その内、時代が少しズレた歌謡曲が
此の店に有るのに気が付き漁り始めた。
ベンチャーズやビートルズに押された日本の歌謡曲に
負けてはならじと吉田正、佐伯孝夫コンビが当時哀愁路線に
陰りの見えた 橋幸夫に歌わせたのが
エレキ・バックにサーフィン音楽風な「恋をするなら」
此んなのもっと有りますか?と尋ねた私に年配の店員が
”橋幸夫のリズム物”ですね。有りますよんと嬉しそうに並べた。
いずれも無国籍というか、珍しければなんでも良い
といった感じで、
「ゼッケンNo.1スタートだ」(ホットロッド風)
「チェッチェッチェッ涙にサヨナラ」(サブロック風)
「あの娘と僕」(スイム風、なんだそれ?)よ続き
此の「恋のメキシカン・ロック」で”リズム物”は打ち止めとなった。
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