2021年5月15日土曜日

私のキューバ音楽#8
Tin-Tin-Deo : Chano Pozo & Dizzy Gillespie

モダンジャズの名曲としてだけでなく今や

東京スカパラダイスのナンバーと知られる此の曲は

ディジー・ガレスビーの名前で記憶していたが

実は、キューバ出身のコンガ奏者チャノ・ポコの鼻歌

チンチン・デュオ

まあ三味線のトテチトチンみたいなものか?

それをディジー・ガレスビーが譜面に落としたもの。

チャノは早めにキューバからニューヨークへ渡って来て

そのコンガ奏者としての才能を認められ

ディジーの楽団メンバーに起用されたが譜面は読めなかった。

それでディジー・ガレスビーとの共作とされた訳である。

チャノは麻薬の売人との揉め事で刺され33歳の若さでこの世を去った。

リズムはアップテンポなのに何処となく哀しいのは

そんな彼の人運命が此の曲に重なるからだ。







 

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