EXOTICA#３

Quiet Village-Martin Denny (Original Mono Version)

”エキゾチカ”は此の曲から入る人が多い。

でも、作曲はレス・バクスター

此れはカヴァーで、マーティン・デニー。

原曲との違いは、マーティンはオーケスレーションでは無く

ラウンジで演奏されるジャズ・コンボだ。

マーティンの生まれはニューヨーク。兵役の後、L.Aに住み

マリンバ等の鍵盤打楽器をメインにしたバンド構成で

クラブを中心に演奏していた。

その頃、 南国式のレストラン”TIKI-BARの経営者の結婚式に

ハワイに呼ばれた彼はその地が気に入り、

当時、何番目かのアメリカの州になったばかりの

ハワイのホテル・ラウンジでの演奏を始めた。

ラウンジに合うような此の曲のカヴァーや南国風な曲を作曲し、

更にリズム楽器を鳥の鳴き声に変えるなど

工夫して観光客に人気が出た。

そして、それらで構成したアルバムを出したら大当たり。

ビルボートのチャートを駆け上がり彼は所謂

”トロピカルサウンド”の立役者となった訳である。