2021年2月16日火曜日

NHKアナザーストーリーズ 運命の分岐点 
「落語を救った男たち 天才現る!古今亭志ん朝の衝撃」

此の番組、時々ぜんぜんつまらない時もあるが

以前の阿部定もそうだったが

なかなか面白い攻め方をしていた。

当時の落語の危機感。

先輩・立川談志との交流と確執。

そして彼の落語への想い。

それら余り知られていない事実を

既に亡くなった人や生きている人の

インタビューで構成していた。

私はTVおとなの漫画””若い季節など

落語以外で彼を知ったのだが

彼の落語は、だいぶ後やはりTVやレコードで

聞いて上手いなと。

特に彼の演じる女房や女郎が彼の容貌と声で

実に色っぽく感じられた。

考えれば落語は脚本は有っても俳優と監督を

一人で両方やるわけだから可成りの客観性が必要。

そう考えると、やはり凄い天才だった事がわかる。

最後に観たのは浅草演芸場の住吉踊り

途絶えてしまった此の芸を若手芸人と復活させ

その後すぐに亡くなった。

彼の姿の版画が、とんかつやのゆたかの壁に飾ってある。

「いつも其処の席にお座りでした」という若主人。

彼も好きだった此の店のとんかつが早く食いたい!


 

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