2021年2月1日月曜日

「PARKERパーカー」(2013)
リチャード・スタークの小説”悪党パーカー”の3度目の映画化である。
1作目は英国からハリウッドに招かれたジョン・ブアマン監督で
リー・マーヴィン主演「殺しの分け前ポイント・ブランク」
2作目はメルギブソン主演で「ベイバック」
そして此の3作目は「アドレナリン」のジェイソン・ステイサム主演だ。
此の原作のポイントは3作とも自分の”分け前”を
たとえ相手がマフィアのボスであろうとなかろうと
取り戻しに行く向こうみずな男の話である。
そんな無茶苦茶なタフガイをやらせたら
目下のところ当代随一のアクション俳優がジェイソン・ステイサム。
水泳高飛び込み選手上がりだから度胸も良く
高倉健さんばりに寡黙で、キレの良い身体が先に動き
そのまんま、どの映画でも最後まで暴れ回る。
しかし此の作品では冒頭から半殺しにされ、血だらけ。
少し傷が塞がったかなと思うと、今度は凄腕の殺し屋に襲われ
ブスブス刺されシャワーカーテンに包まれ又血だらけ。
こりゃ、いよいよ駄目かと思うと、恋人が看護師で
上手に手当てし何事もなかった様に立ち直る。
映画的には”死んだ振り”が上手なヒーローが新しい。
確か原作には無い設定で後半に花を添える
ジェニファー・ロペスも、此の時おん年44才。
なのに下着姿がセクシーな不動産会社の年増社員。
彼女は途中から出てきて、彼の”分け前”を奪い、
殺そうとしたギャング4人のアジトを探し出し
傷だらけのジェイソンを助けてバンバン撃ちまくる。
こりゃ二人お似合いかと思いきや
あっけなく振られるジェニファーが可愛そうで良い。
捻りの効いたシナリオが3度目のリメイクを面白くした。
此れ録画したけど、また忘れて観そうだな(笑)








 

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