2020年12月22日火曜日

Across the Boderline:Flaco Jimenez
此れはライ・クーダーのアルバム
”Get Rythm"に収められた曲のカヴァー。
トランプがメキシコとの国境に高い壁を作ると息巻いていたが
その当事者のメキシコ人が歌うと又一際リアリティが増す。
ライはこのアルバムを出した頃、テキサスとメキシコの音楽に
ハマっていて、メロディラインやサウンドは当に国境音楽とも言える。
”国境を越えて約束の地へ行っても、掴んだものは手から
砂の様にこぼれ落ち、そして戻るには遅いのだ・・・”
今でも此の歌が沢山のミュージシャンに歌い継がれるのは
当時のメキシコ人の夢と現実を描いたものが
何も解決されていないからだ。
国境が在るは此の歌にある様にリオ・グランデと物理的な
大きな河や山や谷そして海。
でもジョン・レノンが”イマジン”で歌った様に
人間が自ら外に向けて壁や柵を作っているのだ。

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