ギリシャ映画音楽集その10
血と怒りの河(1968):Manos Hatzidakis
此れもギリシャ映画では無いから入れるのは変だが
音楽がギリシャの作曲家マノス・ハジダキスなので。
「コレクター」で人気の出たテレン・スタンプが
ハリウッドに招かれた西部劇と言っても舞台はメキシコ。
青い目の子供(これが原題のBlueの謂れ)が
メキシコの盗賊の親分に家族同様に育てらる。
しかし青年になって略奪に河を渡ってアメリカへ行き
そこで出会った自分と同じ青い目の娘を救おうとして
義兄弟を殺してメキシコ人の父親から恨まれることになる。
一体、俺はどちらの味方なんだと・・・。
これはプレスリーの「燃える平原児」と同じプロット。
音楽のマノス・ハジダキスは舞台がメキシコだから
スぺイン風にギターで演奏しているがメロディーは
紛れもなくギリシャ風。
監督はイギリスから招かれたシルヴィオ・マリッツァーノ
所謂、西部劇でもなくマカロニ・ウエスタンでも無い
まさに異色西部劇の名作だ。
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