2020年9月24日木曜日

”トランペットの哀愁”その8
 Vladimir Cosma : le bal
ウラジミール・コスマという映画音楽の作曲家を知ったのは
イブ・ロベール作品「マルセルの夏」だった。
調べたらルーマニアのブカレスト生まれ
ミシェル・ルグラン楽団のバイオリン奏者時代に
ミシェルから監督イブ・ロベールを紹介され
フィリップ・ノワレ主演のデビュー作「ぐうたらバンザイ」を
担当して以来映画音楽の道へ。
此の「ル・バル」は舞台劇をイタリアの監督
エットーレ・スコラが映画化。
でも舞台はパリの場末のダンスホール。
そこに集う人々をセリフ無し、ひたすら当時のヒット曲で
構成した斬新な作品。
時代は第二次堺大戦の戦中前後、その時代の光や影を
ダンスホールのスポットライトで照らし出し
面白おかしく、やがて哀しきエンディング。
そこに此のテーマ曲が流れる。
今でも此の映画は私のBEST-10に入る。
1981年のフランス映画に新しい風を引き込んだと言われる
ジャン=ジャック・べネックスの「DIVA」も彼のスコアだ。



 

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