”トランペットの哀愁”その9(最終回)
Letters from Iwo Jima :Kyle Eastwood
イーストウッドが太平洋戦争を描いた2部作の1つ
「硫黄島からの手紙」はハリウッド作品なのに
日本人監督が撮った様に細部に至るまで完璧な日本映画だった。
あの戦争が何だったのか?を
米国側から出なく、むしろ日本側からの心情で伝えていた。
そのラストシーンに流れた此のトランペットのメロディーは
「アラモ」や「リオ・ブラボー」の ''Deguello=皆殺しの歌”に繋がるが
イーストウッド自ら書いたスコアは、聴いて貰えば分かるが
そこに一億玉砕のヒロイズムは無く、むしろ
戦争の犠牲になった人々への熱い鎮魂の想いに溢れている。
此の曲を含むサウンドトラック全てが
もう、音で聴くイーストウッド親子作品だ。
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