2020年9月20日日曜日

”トランペットの哀愁”その4
「死刑台のエレベーター」Ascenseur pour l'échafaud: Miles Davis
ヌーベル・ヴァーグの代表作にして世界映画史に残る
此の名画の音楽はモダンジャズのマイルス・デイヴィスが
映像を見ながら即興で演奏したことは知られているが
その現場の映像がYouTubeに出ていた!
米国で流行したモダンジャズはフランスの若者にも
受け入れられ、此の映画の監督ルイ・マルも
現代的な音楽をサスペンスの背景にしようと
折り良くパリ公演で来ていた彼を起用した。
果たして、ヒロイン役のジャンヌ・モローの不安な心を
見事に表現する音楽となった。
此処では”哀愁”というより”虚ろ”と言うべきか。
とにかく此れ以降、世界中の映画人がモダンジャズを使った。





 

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