「クルードさんちのはじめての冒険」(2013)
ドリームワークス製作の3Dアニメーションである。
邦題の間抜けさ加減に期待しないで観たら
その奇想天外な面白さに夢中になった。
話は洞窟に住む人類の祖クロマニュン人の家族が
外から来たネアンデルタール人の若者に導かれ
新天地を求めて旅をする話である。
紀元前の物語は3Dアニメ「アイスエイジ」でも描かれたが
此の作品は、その技術がレベルアップし
登場人物の薄汚れた皮膚感、髪の毛など
風呂などに入ったことのない原始人のそれが
此れまでにないリアルさ。
そしてジェームス・キャメロン監督「アバター」の惑星の様な
想像を超えた地球の花や生き物たちが、カラフルに目を奪う。
主役のファミリーが”インクレダブル”系で
父親を始め、小さい子からお婆ちゃん迄
驚異的に走るのが早く、デカい岩を持ち上げる程
力が強いのは、その時代、そうでなければ
彼らは生き残れなかったという設定だろう。
とにかく此の数年の3Dアニメ作品の”イーとこ取り”の展開は
最後までノンストップのジェット・コースターに乗った気分。
そして家族愛に溢れるラストは
此のコロナで家に閉じ込められた子供だけでなく
親も満足するだろう。
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