渥美清の歌 その3
チンガラホケキョーの唄/渥美清
此の歌は「男はつらいよ」の中で何度か使われた
子守唄らしいが私の記憶になかった。
改めて歌詞をよく聞くと、舞台は浅草。
女房に逃げられた男が背中におぶった
テコ坊と言う息子に話しかける様に歌っている。
メロディーは関西方面のわらべ唄らしいが
歌詞は関沢真一。
彼は「独立愚連隊」「モスラvsゴジラ」等の脚本家だが
作詞も手がけ、美空ひばりの「柔」都はるみの「涙の連絡船」
舟木一夫の「学園広場」等のヒット曲もある。
それでも此の曲、渥美のために書かれた様で
”そろそろ帰ろうか?”の出始めから
子供をあやす、父親の歩くテンポに合わせ
合間に入るフンフフーンのため息
母ちゃんの”かくれんぼ”と
子持ち、やもめ男の悲哀が切なく伝わってくる。
0 件のコメント:
コメントを投稿