2020年1月12日日曜日

フランシス・レイ作曲集 #9
「脱走山脈」(1969)
中国カンフー映画のような奇妙な邦題だが
原題は”Hannibal Brooks"その由来は
紀元前に象でアルプスを越えたハンニバル将軍から。
ナチスのベルリン動物園、動物全部の射殺の命令に
象係のブルックスという男が、象を連れて
アルプスを越えたという実話の映画化。
此の映画には二人のユニークな俳優が出演している。
一人は主役の象係役オリヴァー・リード。
叔父にキャルル・リードを持つ彼は
ケン・ラッセルの「肉体の悪魔」「トミー」を始め
リチャード・レスターの「三銃士」
遺作に「グラディエーター」と個性的な演技で
名作に存在感を残している。
もう一人は彼の脱走を助けるパルチザン役の
マイケル・J・ポラード。一度観たら忘れない童顔は
「俺たちに明日はない」のC・W・モース役の次に
出演した此の映画はオリバー・リードとのバランスが
際どい面白さだった。
ところで音楽のフランシス・レイだが
アルプスという背景に限りなく美しいメロディを
現地のツィターという民族楽器で奏で
殺伐とした戦争アクション映画に異色な花を咲かせている。









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