2018年3月26日月曜日

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さくらの唄/美空ひばり
此の時期になると、思い浮かぶのが此の曲。
なかにし礼が実兄の莫大な借金を抱え込み
耐えられず、遺書として作詩したものだという。
それに、三木たかしが感銘、作曲し自ら歌ったものだが
ヒットまでには至らなかった。
しかし、曲を聴いた演出家・久世光彦が気に入り
TVドラマの主題歌として美空ひばりにカヴァーさせた。
センチメンタルと云えば、それで終わりの暗い歌だが
追い込まれた人間の想いが
ひばりの晩年の哀れな境遇と重なる。
今、窓の外から聴こえてくる隅田公園の
満開の桜に浮かれた人々の歓声をよそに
あらためて此の曲をかけてみると
当時より、年老いた自分の身には
その歌詞の1つ1つが心に滲みて・・・。

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