Exotica
Tahiti: A Summer Night At Sea : Les Baxter
”エキゾチカ”というジャンルの音楽があるのを知ったのは
マーティン・デニーだった。
高校生の頃、買ったレコードの1枚で
後にY.M.O.の"ファイヤー・ラッカー"を作った人と分かる。
”エキゾチカ”は1960~70年代にハリウッドで流行した
熱帯や東洋への憧れを音楽だけで表現した標題音楽で。
多く、楽器と鳥の声などで演奏される。
先のマーティン・デニーはジャズ・コンボ。
そして今日のレス・バクスターはフル・オーケストラ。
テキサス生まれの彼が行っても居ない
南太平洋や南米、アフリカ等を、イメージとして創作した。
それは交通が便利になって直ぐ現地取材ができる
民族音楽とは全然違うオリジナリティーを持っており
今聴くと何とも不思議な魅力を感じる。
この曲はタヒチの夜の海辺を表現している。
画家ゴーギャンや古くはバウンティ号の乗組員たちを
魅了した地上の楽園がマザマザと目に浮かんでくるではないか?
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