2017年1月14日土曜日

バースデイ・ガール (2002)
此の映画、何故こんなタイトルなのか首を傾げるが。
主人公は勤続10年の銀行員。
その真面目さを買われ銀行の金庫の鍵係に抜擢される。
それを機に、既に家まで持っている主人公は
ネットの”ロシアより愛を込めて”という国際結婚サイトに応募する。
果たして、ロシアからやって来た花嫁は
カタログでは保障されている筈の英語が全く話せない。
それは話が違うと、彼女をロシアへ追い返そうとするが
しかしベットでの”技”は、なかなかのもので
だんだん彼は彼女の虜になってしまう。
英語をなんとか覚えさせようと露英辞書を与えると
彼女が最初に話した言葉は”バースディ”
そう今日は自分の誕生日だとカタコトの英語で話す。
それで主人公はケーキにローソクを立て祝ってやろうと
したところに、何故かロシア男2人が彼女を訪ねてくる。
彼らは”友達””友達”と馴れ馴れしく
仕方なく泊めてやると男2人は、ずうずうしく居座り
挙げ句の果てに、彼女を縛り上げ、金を持ってこいと要求する。
此処で映画はコメディーからスリラーへと変化してしまう。
この辺りで観ている方も、彼らは最初から仕組まれた
国際的な美人局(つつもたせ)の銀行強盗だと気づくが
まだ気が付かない男は、彼女を助けようと彼らの云うがまま
自分の持っている銀行の金庫の合鍵を使って
なんとか、大金を運び出すが、その時、彼女は
既に元愛人らしきロシア男とベタベタ、なんじゃコレ?
この切れ易い元愛人男を演じるのは
フランスの名優ヴァンサン・カッセル
観客にはニコールがロシア女を演じているんだから
バンサンがロシア人を演じても違和感はない。
だいたいどちらも英語が話せないという設定だし
結局、主人公はモーテルで裸にされ縛り上げられる。
一方、彼女も妊娠していると元愛人ロシア男に告げた途端に
縛り上げられ、ポイと捨てられる。
ホテルに残された主人公と女は、銀行から手配され
警察に追われ、仕方なく森の中を逃避行。
その後、主人公は彼女が英語が話せる事に気付く。
”英語が話せない事にした方が、男は騙し易いと彼女。
そのあたり、騙された男と捨てられた女の駆け引きが
年増の色気たっぷりのニコール・キットマンと
日本では無名ながら演技派ベン・チャップリンの
繊細な芝居が、なんとも笑える。
更に、ロシア男が未練を出して彼女を取り返しに戻り
主人公とホテルの部屋で大立ち回り。
果たして、その後の展開が、どうなるか?は
まだ観てない人の為に明かせないが
とにかく、国際結婚という地味な素材でも
こんなに面白い映画が作れるという良い見本
監督ジェズ、脚本トム、製作スティーブと、バターワース
3兄弟の作品というのもユニークだ。


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