2016年5月22日日曜日

世界バレー・リオ五輪最終予選
対オランダ
此の最終戦に監督・真鍋政義はセッターを変えた。
レギュラーの宮下遥を田代佳奈美に。
出場権を前夜の辛戦で勝ち取った全日本は
抑えのセッターを確保して置かなくては
リオで宮下が崩れた時、不安だ。
良くも悪くも今の全日本は木村沙織のチーム。
そして迫田さおりもポイントゲッター
その2人のチーム、東レ・アローズの
メイン・セッターの田代は木村と迫田に
慣れたトスを上げられる。
果たして、その狙いは当たったと言うより
予想以上の効果を上げ
宮下より意表を突いたトス回しは長岡望悠のアタックに
相手のブロックを振り
勿論、木村をも前夜に続いて活性化させた。
何より、それまでレギュラーでなかった
鍋谷友理枝や島村春世の潜在能力を引き出す事に成功した。
此れは此れからの全日本の戦力に大きなプラス。

監督・真鍋は勝てると思ったか
試合途中、監督として選手に云ってはならない言葉
”負ける”を使った。
「ミスしたら負ける!」を全員に云い放った。
それ位の執念が真鍋にあったと言う事だろう。

ところで、執念と言えば
オランダの監督グイデッティは
木村沙織がトルコ留学していたワクフバンクで
2m近い猛女揃いのヨーロッパ選手の中で
華奢の身体の彼女を見くびり
最後まで彼女をレギュラーにしなかった男
木村としても、その悔しさを忘れてはいまい。
だからイタリア戦に続き、木村のレシーブは乱れず
天才的なスパイクを面白い様にコースに決めた。
”見たか鷲鼻グイデッティ!女の意地だ”とばかりに。

途中、選手全員、力が入り過ぎ
ミスが多く成った時、先の真鍋の”激”。
此れに全員、締まったか?フルセットの末
全日本は勝利した。

遅いよ〜全日本、もっと早く、その力を出していれば
私は不整脈に成らずに観られたのに
とはオーバーだが、心臓をバクバクさせながらの
此の3夜は本当にしんどかった。
いや御免、選手たちの方が、
そりゃしんどかったと思うけど・・・。

さて此の連戦、勝って終わったのと
負けて終わったのとは大違い。
彼女達も可成りの自信に成ったと思うが
あと幾らも無い、リオの本番まで
気を緩める事無く

がんばれ全日本女子バレー!

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