女梶木の粕漬け

此の晩酌の肴は

以前同じものをやった記憶が有るが

真ん中の女梶木の粕漬けは、初めてだと思う。

他の魚の切り身に比べると少々高いが

晩酌用にと、ガーゼで包み粕床に漬けて置いた。

粕床は新しく入れ替えたので酒の風味が良い。

此れなら粕漬け専門店で１切れ500円以上はするだろう。

かなり発酵が進み、もの凄い匂いのイカの塩辛は

食べるのに勇気がいる。

まあ生命の危険を犯してでも食べることは無いが

一応、フライパンで炒めると水気と匂いが飛ぶ。

そして生のイカと違い、柔らかさはそのまま

此れに小松菜を絡めれば、絶好の酒のアテになる。

湯豆腐には昆布ダシで豆腐にシメジと長葱を入れ

面倒だが風呂桶に移し

鰹節と酒を混ぜた浸け醤油を急須に。

此のひと手間で俄然、冬の晩酌の気分が盛り上がる。