2015年6月28日日曜日

SAFE(セイフ)2011
ジェイソン・ステイサムは今、私の一番のお気に入りの俳優だ。
恵まれた身体にアクションのキレの良さは当代随一だろう。
彼が出演している映画は、あのスターロンが
落ち目のアクション・スターをゾロゾロ集めただけの
「エクスペンタブル」シリーズはアウトだが
彼が”ピン=単独主演”ならば、絶対外れは無い。
先頃、TVでオンエアされた此の作品も、期待通りどころか
120パーセント満足させる出来だった。

話はN.Y.の地下鉄のホームで
中国の幼い少女が怯えて歩いている処から始まる。
彼女は数字を記憶する事に並外れた才能を持っていて
それをコンピューター代わりに利用しようとする
チャイニーズ・マフィアが彼女を香港から誘拐し
N.Y.につれて来たアジトから逃れて来たのだ。
一方、カット・バックするイントロは
元警官のジェイソンがイカサマの総合格闘技で
負ける筈の相手にパンチ1発が入ってしまい
相手をノックアウトしたので胴元の
ロシアン・マフィアが大損をし、その見せしめとして
彼が愛していたガール・フレンドを殺してしまう。
彼は生きる希望を失くし、地下鉄に飛び込もうとする。
少女と元警官には全く接点は無い筈だが
此の二人が偶然、その地下鉄で交錯した。
そこで彼はチャイニーズ・マフィアから
追われる幼い彼女を救い、護る事で、
彼は再び生きる事の価値を見いだす。

早いテンポの編集と見事なカメラ・ワークが
ぐいぐい観るものを画面に引き込む。
そんなにメジャーではない此の監督の構成力に驚かされる。
チャイニーズ&ロシアンのマフィア双方から追われる
少女と彼の逃避行は名作「グロリア」を想い出すが
少女役のキャサリン・チャンのクールな演技が素晴らしいので
リュック・ベッソン「レオン」のムードも漂う。
それでも見物(みもの)はジェイソンの格闘技アクション
そして銃撃シーンの派手さ(R15指定)
ウチのホーム・シターはドンパチ・ドンパチと
真夜中に戦場の様、近所からクレームが来ないか心配。
9.11以来、汚職で腐敗し切っている
N.Y.市長と警察が全部グルになり主人公を追いつめる。
周りが全部、敵という設定は
敵が強い程、敵が多い程、映画は面白いの定説通り。
脚本の大胆さは監督ホアズ・イェーキン自らのもの。
「SAFE(セイフ)」と題名は、なんとも間抜けだが
此の映画、劇場公開されたのだろうか?
これ1本で私は此の監督のファンに成ってしまった。
そして映画脇役マニアには嬉しい
「リップスティック」の悪役クリス・サランドン
「ブレードランナー」の中国人ジェームス・ホンと
懐かしい俳優が脇を固め、渋い芝居をしている。

それにしても、苦みばしって
どんどん男振りが上がって来た
ジェイソン・ステイサムは本当に格好良い!

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