アラン・ドロン出演映画音楽集
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パリの灯は遠く:エジスト・マッキ&ピエール・ボルト
米国の赤狩りに追われて英国を拠点にしていた
監督ジョセフ・ロージーとのコンビで
ドロンは先に「暗殺のメロディー」という政治映画を
作っているが此れも又、彼らしい娯楽映画ではない。
むしろオーソン・ウェルズの「審判」を
思わせるカフカ的な不条理映画。
作品選びを娯楽と芸術を使い分けていた
プロデューサーとしてのドロンの才能を感じる。
同姓同名のユダヤ人と間違われてゲシュタポに捕まり
アウシュビッツ収容所送りになる男の悲劇をシリアスに演じた。
音楽も前作「暗殺の・・・」と同じ作曲家エジスト・マッキ
抽象的な現代音楽が彼の恐怖感を盛り上げる。
ポスターのドロンに付けられた星印は
欧米人なら皆怖がるユダヤ人マーク。
ポスターのドロンに付けられた星印は
欧米人なら皆怖がるユダヤ人マーク。
さすがに日本の配給会社が此んな暗い映画は売れんと
ポスターも変え、メロドラマの様な甘い邦題を付けたが・・・。
ポスターも変え、メロドラマの様な甘い邦題を付けたが・・・。
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