第2次スペクタクル映画
此のシリーズに何かが欠けていると思ったら
スピルズバーグとジョージ・ルーカスの作品を抜かしていた。
どちらも映画の原点”スペクタクル=見せ物”に戻った
冒険とロマンを描くSFやアクション映画を作っている。
たかが子供騙しと云うなかれ
大人も皆、映画に騙されたいのだ。
STAR WARS (1977~2008)
此のシリーズの生みの親ジョージ・ルーカスは
此れほどの大河いや銀河ドラマを作る予定だったのだろうか?
先の3部作は壮大なる物語の後半部分
実はプロローグに過ぎなかったという仕掛けは
此れ以降、「バットマン」「猿の惑星」「007」と
最近のシリーズ物の定番に成りつつ有る。
あの可愛かったアナキンが悪の権化ダスベーダーに
成ってしまうと言う此のシリーズの展開も面白いが
何と言っても、特撮の進化の歴史の様に、先を追うつど
観た事もない映像で楽しませてくれた。
まず最初の「新たなる希望(1977)」は
物語の解説が宇宙の彼方へ進む様に出され
画面に上部から重低音の効果音と共に登場した
母艦の大きさと続く戦闘に引き込まれた。
どちらが味方でどちらが敵が判らない。
ふと昔の杉浦茂の漫画に出て来たキャラを思い出した。
たしか「グラディエーター」より先に
コロシアムでの怪獣達との決闘はあった様な気がする。
流石に迫力に欠けたが、C.Gのグリーヴァス将軍とのそれは
いかにも気味が悪く強そうで面白かった。
そしてドロイド軍との戦闘は黒澤明映画「乱」へのオマージュ
C.G.の極致と言えるだろう。
何れのエピソードも砂の惑星、森の惑星、雪の惑星と
背景に成る惑星のヴィジュアルの美しさよ。
実に見事な特殊効果であった。
さて2019年までに此のシリーズ
新たに3本、スピンオフが2本作られる予定だと言うから
取り敢えず全部観てから死にたい(笑)
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