2015年2月1日日曜日

大映篇
伊達三郎(1924〜1991)
此の人の本名は怖い顔に似合わない”桜 春太郎”
大映の名物悪役として
座頭市、忍びの者、眠狂四郎、悪名のシリーズを支えた。
それだけでなく溝口健二作品には
「祇園囃子」「雨月物語」「山椒大夫」「近松物語」と
殆ど出てるし
市川崑作品の「炎上」「ぼんち」
吉村公三郎作品の「夜の河」「夜の蝶」と
現代劇でも此の怖い顔は活躍した。
まあ、私が一番憎たらしいと思ったのは
市川雷蔵の「薄桜記」で最後まで雷蔵を苦しめる
悪党たちの首領格。
世の中に此んな悪い奴は居ない!と感じさせた
・・・と云う事は、それだけ彼の演技が巧かったのだ。
大映が倒産した後も
昨日の須賀不二男と同じくTVの時代劇や刑事物に
此の顔で悪事を働いたあげく主人公に殺されて
役者としては、しぶとく生き残った。
あっ、そうそう今日の夜BSで「眠狂四郎炎情劍」にも
キャストに名前が在ったから観ようかな?

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