”鬼軍曹”
南道郎(1926〜2007)
明治大学出身、学徒出陣で陸軍航空士官学校入学
復員後、第一新聞社に入社、この年(1947)
NHK「のど自慢素人演芸会」に出演したのをきっかけに
何故か漫才を始める。
一時はコロンビア・トップ・ライトと並ぶ程の
東京漫才の地位を占めた人気と云うが、私の記憶には無い。
此の人を知ったのは戦争映画の悪辣な下士官役だ。
「独立愚連隊」「人間の条件」「陸軍残酷物語」と
続けざまに自分の経験を生かした?
新兵や下士官に対する凄まじい程の残酷非道な仕打ちは
戦争映画が減った後の
ヤクザ映画でも憎々しい悪役の印象だけが残った。
だから「自衛隊友の会」を結成(1966)し
1969年、1972年と総選挙に北海道から立候補したもの
2度とも落選した。
本当の彼は右翼か、どうだったのか解らないが
取り敢えず”鬼軍曹”が政治家になるのは誰も嫌だからね。
藤岡重慶(1933〜1991)
早稲田大学法学部から劇団俳優座養成所第7期生に。
同期には田中邦恵、露口茂、井川比佐志が居た。
スタートはTV「事件記者」の刑事役。
それでも写真の様な強面の顔は直ぐ”悪役”へ。
日活で小林旭、宍戸錠、渡哲也の敵役。
東映では「網走番外地」「緋牡丹博徒」と健さんの敵役。
その間も戦争映画と云うと先の南道郎と組んで
主人公の虐め役。
TVでも「大岡越前」「水戸黄門」「必殺」シリーズ等
毎回殺されてしまうから役名は、その度に変わるが
なんと20年以上もレギュラーで悪人を演じた。
そのエネルギーたるや凄いものがある。
唯一、良い役と云えば、アニメ「あしたのジョー」で
ジョーを鍛えるトレーナー丹下段平役に
そのダミ声が生かされたのが救いか。



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