ラスベガスをぶっつぶせ
此の映画は以前から面白いと聞いていたが
先日BSで放映していたのを、やっと観る事が出来た。
話はハーバード大入学の奨学金を得るため頑張っている学生が
ズバ抜けた数学の才能を、ある教授に見込まれ
彼に誘われるまま、同じ学生で構成されたグループと
題名通り”ラスベガスをぶっつぶす”作戦に参加する。
此の教授役が名優ケヴィン・スペイシー
(過去にアカデミー主演賞と助演賞を両方取っている)
学生役の俳優ジム・スタージェスが如何にもそれらしくて
前半の初々しい青春映画風の描写が
後半の”オーシャンズ-11”風のラスベガス展開に
コントラストとなって効いている。
そして、その作戦とは”ブラック・ジャック”で
カジノで勝つ確立を数学から割り出すもの。
仲間と組んで、カジノのテーブルのデータを割り出し
相互に”耳を触る”等のサインを送り、勝ち続けるというもの。
違法ではないがカジノにバレれば追い出される。
此れを見破るガードマン側のボスが
あの”マトリックス”の黒人俳優ローレンス・フィッシュバーン。
カジノに張り巡らしたカメラのモニターで
彼等の不正を見張っている。
そう違法ではないが彼等の行為は不正なのだ。
奨学金を欲しがるほどの貧乏な学生が
カジノで得た大金で、どんどん豊かに成り
身なりから性格まで変わって行き、
果てには目的のハーバード大の入学を忘れる頃
自分の失敗により大敗してボスの教授から見放される。
しかし彼は諦めきれず、仲間を誘い再び挑戦するも
何故か見破られ、ガードマンに捕まりボコボコに殴られ追放される。
学生寮に戻れば、それまでに入学金用と溜め込んだ大金も盗まれ
その教授の単位も落とされて居た。
全てを失った彼が次に取った行動とは?
まあネタバレになるから観てない人の為にオチは云わないが
とにかく教授役のケヴィン・スペイシーが
原作に惚れ込みプロデューサーに名を連ねている程の
憎たらしく面白い役で
主人公の学生と同様、彼に観客も騙される仕掛け。
そして主人公が夢中になる校内一の美人にケイト・ボスワース。
映画「ブルー・クラシュ」でも主役の女性サーファーを演じ
今はカルバン・クライン・ジーンズの広告塔になるほどのセンス。
此の映画の”華”と成っている。
監督はロバート・ルケティック。
オーストラリア出身だが此の映画でハリウッドで成功し
「男と女の不都合な真実」「キス&キル」と演出している。
因みに原題の”21”は”ブラック・ジャック”の別名
私は知らなかったし、賭け事に疎いので未だに何故彼等が
勝てたのか今ひとつ解らないが、とにかく
ギャンブル物というより青春映画として優れた作品だ。
アメリカでヒットしたのはハッピー・エンドだからだろう。
あっオチがバレちゃうかな?
<追加>
どうやら似た様な題名で「ラスベガスをやっつけろ」
という映画が有るらしい。
そちらは鬼才テリー・ギリアム監督
ジョニー・デップとベニチオ・デル・トロ共演だから
可成り面白そうだ、う〜ん早く観たい!
<追加>
どうやら似た様な題名で「ラスベガスをやっつけろ」
という映画が有るらしい。
そちらは鬼才テリー・ギリアム監督
ジョニー・デップとベニチオ・デル・トロ共演だから
可成り面白そうだ、う〜ん早く観たい!
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