寺山修司の映画
昭和を代表する歌人にして劇作家そして演出家
スポーツ評論に競馬予想家と様々な顔を持つ
此の男は自ら脚本を書き、映画監督もしていた。
青森訛りの独特な話し方は、あの”タモリ”の
物まね芸の1つにされた位ユニークだった。
今では信じられないが、あの頃の新宿は
ピッピーにフーテンそしてゲバ学生に機動隊が
入り乱れ、毒々しいアングラ文化が花開き
それは”騒乱の時代”とも呼ばれたが
当時、その時代、その地のド真ん中にいた私にとって
寺山修司はダントツのヒーローであった。
僭越にも彼の映画を解説させて貰えば
詩人特有の自由な発想と展開、
そして情念の表現は、彼の言葉ほど洗練されておらず
その舞台作品と同様、映像は素人臭く
その舞台作品と同様、映像は素人臭く
たどたどしい部分も見られるが
確実に、日本人の本質を突いていて
今観ても魅力に溢れている。
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