2014年2月27日木曜日

溝口健二の世界
日本映画の巨匠と云えば、
”クロサワ”だが
その彼でも、一目置いたのが此の監督・溝口健二。
戦前戦後を通じて撮った作品のレベルの高さは
いわば国宝級の名作揃い。
モノクロ映像で撮られた風景の中
繰り広げられる女性たちの哀歌は
墨絵や浮世絵の様な美しさ。
特に女優・田中絹代の存在は
小津安二郎の原節子と同じ。
二人の密接な関係は新藤兼人が撮った
「ある映画監督の生涯」に細かく
描かれている。

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