2013年11月15日金曜日

2013グラチャン・バレー 対タイ戦
アジア選手権で日本が2連敗するほどタイが
強くなっているとは知らなかった。
それでもタイの選手の平均身長が日本と同じというので
まずは高いブロックにシャッターアウトの心配は無いと安心していた。
それが試合が始まったら、タイは守備は固いし
コンビ・バレーのスピードが更に早く成っていた。
タイは10年以上もメンバーチェンジ無し
ヨーロッパのリーグも全員出稼ぎに行っている
熟成された完璧なチームだ。
しかし、タイのお姉さん達、日本もアジア選手権の時とは全然違うのよ。
『MB1』という新しいフォーメーションで
減らしたMBの代わりに入っているアタッカーの
”スコーピオン”と云うセンターから前後の攻撃が加わったのだよ。
全日本のコーチ達が面白がって付けた名前らしいが
何とも恐ろしく毒がありそうだが
若く美しい、迫田さおりや石井優希が決めると
観ている観客は、その”華麗な舞い”に、溜め息が出てしまう。
予想はしていたがタイの様なブロックの低いチームには
ジャンプして高い攻撃のバック・アタックは効果的なのだ。
そんなワケで試合は3:0の日本のストレート勝ち。
今日のMVPを貰った木村沙織もアジア選手権の溜飲が下がったろう。
其れくらい木村は凄かった。
相変わらず彼女に集中するサーブ・レシーブで
後半、崩されかけたが立ち直り、
流石と思うスパイクの強弱、コース狙いを悉く決めて
やはりキャプテンに成ってから彼女は
精神的に強く成ったのを感じる。
それも監督・真鍋政義の作戦だったか?と。
それと前回まで調子の上がらなかった新鍋理沙も今日は
得意なレセプションにアタックと彼女らしい巧い動きを見せ
やはり全日本の守備の要(かなめ)に彼女は不可欠と感じた。
何より石井優希の安定感のある見事な動きは
同じ久光製薬でのコンビ、サウスポー長岡悠望より点を稼ぎ、
ようやく怪我から、ベンチ入りした
木村の対角エース江畑幸子の出番が無かった程。
控えにレギュラーを取れる程のアタッカー達を抱えた
今の全日本は、キャバレーの呼び込みではないが
「ホンマに、ええ娘、仰山いまっせ!」と真鍋監督も云いそう(笑)

頑張れ!全日本女子バレー




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