2013年11月14日木曜日

2013グラチャン・バレー 対アメリカ戦
全日本が新体制『MB1』をとっての
2戦目の相手はロンドン銀メダルのアメリカ。
当時のメンバーとは殆ど変わっているが
流石に強いアメリカ、結果的に全日本は
1セットは取れたが見事に完敗。
男子とビーチ・バレーで3つの金メダルを持つ
名匠カーチ・キライ指導の巧みな守備に阻まれ
木村沙織のスパイク&フェイント・コースは悉く読まれ
”天女”迫田さおりの舞いも封じられ
『MB1』本来の目的である全日本の得点は伸びず
身長の無いセッター中道瞳の頭上を簡単にスパイクが決めらる。
試合後半ようやく『MB1』を諦めた真鍋監督が
ブロック強化に岩坂名菜や平井香菜子を投入して
高さを補強し、従来の体制に戻したが、
時、既に遅しズルズルと敗退。
やはり怪我で休場しているエース江畑幸子や
リベロ座安琴希なしでは此の新体制は無理か?
ロシアには此の戦術”目眩し”として効果が有ったが
練習試合でアメリカに此の『MB1』を見せていたから
カーチ・キライが、その対策を練っていた。
それと1枚アタッカーを増やしてのセンター攻撃は
長身リード・ブロックを得意とするアメリカ、
そして金メダル本命ブラジルには壁が高いかも知れない。
高いと云えばセッター中道のトスは柔らかく
Jリーグ時代、東レでコンビを組んでいた木村には楽だろうが
リオで、それらの高さのあるチームには
彼女のトス自体が低すぎ、スピードに欠ける。
一刻も早い、長身セッターの起用が望まれる。
アジア選手権で勝負強さを見せた宮下遥(176cm)は
まだトスが不安定でアタッカーに負担がかかる。
後2年で成長するか?
また中田久美の指導でセッター修行している
狩野舞子(186cm)は間に合うのか?
まだまだ前途多難の全日本。
今、真鍋は様々な選手やフォーメーションを試していると云う。
その中にポスト木村沙織の呼び声高い
ルーキー、古賀紗理奈も入っているのだろうか?
過去の全日本女子バレーの歴史の中で
サイド・アタッカーに最も恵まれていると云われる現在
それを生かすも殺すも監督の采配だ。
真鍋政義に期待せざる得ない・・・なんちゃって。

がんばれ、全日本女子バレー!

0 件のコメント:

コメントを投稿