(日本映画・男優編)
南原宏治(1929~2001)
俳優には変わった経歴の人が多いが
此の俳優も数奇な運命を辿っている。
此の俳優も数奇な運命を辿っている。
生まれは刑務所の中・・・と云うと前科者の子供の様だが
父親が横浜の刑務所長をしていたというだけである。
戦前、学徒動員で中国に渡り、戦後、東大農学部中退で
大映ニューフェースに。芸名は船上爽
しかし大映では芽が出ず、東映に移籍、南原伸二と改名
片岡千恵蔵の多羅尾伴内や警視庁物語などのシリーズで活躍したが
独立プロの「異母兄弟」に出演した事で,当時の五社協定に触れ
東映を退社,有馬稲子の推薦で”にんじんクラブ”に所属
再び芸名を南原宏治と改める。
その独特の風貌と個性を生かし狂気を含んだ悪役を得意とする
性格俳優として「ゼロの焦点」「十一人の侍」「殺しの烙印」と
日本映画の名作に現代劇、時代劇を問わず活躍した。
独立プロの「異母兄弟」に出演した事で,当時の五社協定に触れ
東映を退社,有馬稲子の推薦で”にんじんクラブ”に所属
再び芸名を南原宏治と改める。
その独特の風貌と個性を生かし狂気を含んだ悪役を得意とする
性格俳優として「ゼロの焦点」「十一人の侍」「殺しの烙印」と
日本映画の名作に現代劇、時代劇を問わず活躍した。
私の記憶に残っているのは
「座頭市・破れ唐人剣」の怪僧、「修羅雪姫・恨み恋歌」の殺し屋
まあ私好みの怪優列伝に入る人だ。
「座頭市・破れ唐人剣」の怪僧、「修羅雪姫・恨み恋歌」の殺し屋
まあ私好みの怪優列伝に入る人だ。
詳しくは知らないが晩年,某宗教の広報担当の様な事もやっていたらしい。
小川知子女史の様に表に出なかったのは
彼の一般的なイメージが演じた役のせいで良く無かったからだろう。
彼の一般的なイメージが演じた役のせいで良く無かったからだろう。
余談だが、ウチの近所に良く似たホームレスが居て
彼は脳を冒されているらしく絶えず首を振って歩いていたので
近所の人は”首ふる南原宏治”と呼んでいた。
最近,見かけ無くなったがどうしたんだろう?
最近,見かけ無くなったがどうしたんだろう?
0 件のコメント:
コメントを投稿