(日本映画・女優編)
叶順子(1936〜)
彼女は、まだ存命のはずだがスクリーンから見事に消えてしまった。
スッポン料理屋の娘として育ち、ミス資生堂に選ばれ、社員に成ったが
大映のニューフェイスとして迎えられ、1957年「朝の口笛」でデビュー。
彼女をスターにしたのは1959年、島耕二監督の「細雪」で
京マチ子、山本富士子、若尾文子の4姉妹の末娘役。
スッポン料理屋の娘として育ち、ミス資生堂に選ばれ、社員に成ったが
大映のニューフェイスとして迎えられ、1957年「朝の口笛」でデビュー。
彼女をスターにしたのは1959年、島耕二監督の「細雪」で
京マチ子、山本富士子、若尾文子の4姉妹の末娘役。
その順列通り大映女優の4番手として活躍した。
上の写真は煙草の広告だが当時の女性としては
モダンで強(したた)かな性格を演じるのを得意とした。
私の記憶では大映入社同期の田宮二郎と共演した「黒の試走車」の
恋人のために身体を張って産業スパイをする女の役がハマって居た。
その”シモブクレ”の美しい容貌に親しみ易さを感じたものだが
噂では当時の強い照明の撮影現場で眼を痛め、このままでは
失明すると医者に判断され止むなく引退したとか?
此のエピソードを織り込んだ故・田中成一氏の原作に
私が挿絵を描かせてもらったのがビッグ・コミック誌の
「陽のあたらない料理人」の第2話・純情食堂。
「陽のあたらない料理人」の第2話・純情食堂。
たった一度、自分の作ったコンソメを美味しいと言ってくれた女優を追いかけ
引退した彼女の住む町で小さなレストランを開いて待っていた男が
彼女が亡くなったのを期に店を閉める切ない話だ。
原節子の例を出すまでもなく突然消えてしまったスターは
遠い夜空の星の様に、いつまでもファンの心に輝いている。



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