2012年12月24日月曜日

2012.12.24 NEWS
女子バレーは、まだVリーグの途中なのだが
中高生ノンプロまで参加する皇后杯というものがあり
その決勝に東レと久光製薬が残った。
二年連続優勝している東レに今年は木村沙織が居ないが
ロンドン・オリンピック代表の荒木絵里香や
迫田さおりが頑張って勝ち進んで来た。
一方、久光は中田久美・新監督の指導の基
若い石井優希と長岡望悠が両サイドのアタッカーとして育ち
銅メダリストの新鍋理沙が安定したレセプションを固めているのが強み。
予想では最初、勢いのある久光が有利かと思われたが
監督・中田の戦術が読まれたか、サウスポーの長岡のスパイクが決まらず
石井もサーブの標的に成り全く点が取れず1セットを失う。
2セットは立ち直り何とか奪い返したが
3セット目、また長岡のスパイクが決まらなく成り
そこで監督・中田は長岡に変えて控えの石田瑞穂を投入。
普通ならレシーブの弱い石井を変える処だが
中田は、ひと捻(ひね)りして長岡を変えたのだ。
石田は全日本のリザーブ候補としてロンドンに行ったものの
母の危篤で帰国、銅メダルの感激は味わえなかった。
その実力は全日本・真鍋監督の折り紙付きだ。
此の采配がまんまと当たり、石田のバック・アタック等が
効果的に決まり3.4セットと連取して優勝。
その瞬間、気丈な監督・中田の目に光るものが・・・。
そう中田が泣いたのはセッター時代、バルセロナで
準決勝にも残れず敗れた時,泣き崩れて以来。
今年、久光製薬の監督に新任して最初の目標の1つが
此の皇后杯だったという。
「選手たちに、勝って自信を付けさせたかった」という彼女。
まだVリーグは終っていないが、彼女は云う
「私の役目はオリンピックで金メダルの取れる選手を育てる事」
それが駄目なら又、次のオリンピックと
中田久美の夢は全日本女子バレーの夢でもある。

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