若者すべて:ニーノ・ロータ
アラン・ドロンはセリフが少ない映画ほど良い。
「サムライ」「ル・ジタン」しかり
彼の強い眼差しは言葉以上にモノを語るからだ。
そして、それに的確な音楽が付けば尚更。
今日の1曲はヴィスコンテイの1960年の作品「若者のすべて」
ロッセリーニ、デ・シーカと共にイタリアン・ネオリアリズム運動の
旗手として活躍していた頃の作品。
フランスからドロンや女優のアニー・ジラルドを呼び
新しい若者のすべてを描いた。
イタリアの風土を表現するモノクロ映像に、
ノスタルジックなメロディはニーノ・ロータの得意とするところ。
やるせないエンディングが高校生の私に強い記憶を焼き付けた。
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