どの親も子供に幸せになって欲しい、立派な人になって欲しいと
名前を考えるわけだが、それが子供には重荷になる事もある。
私の高校時代、クラスに野口英世というのが居た。
凄く真面目な奴だったが、先生が何かの点呼で”ノグチヒデヨ”と
云うと必ず笑い声が起きた。
まあ当人のキャラが偉人とは程遠いメガネザルみたいだった事も
あるが、所謂,名前負けというものである。
その頃、英語の授業で、教師が"See"の別活用で、
”見る”以外に”知っている”という事にも使うと云う例に
誰か“I see Elizabeth Taylor"の意を訳せというのに
野口英世くんは勢い良く手を挙げ
「私はエリザベス洋服店を知っています」と答えた。
一瞬間が有ったが教室は教師からクラス全員まで爆笑の渦と成った。
彼は、かなり田舎から学校へ通っていたから映画等は観て居ず、
当然、女優エリザベス・テーラーの存在は知らなかったのだ。
先日、当時仲の良かった奴と飲んだとき
その話を思い出し、話したら、
「あいつ大学受験に失敗して自殺しちゃったよ」と。
まあ、彼が、それまでの寿命だったと云えばそれまでの話だが
名前と云うものも大事なものである。
それで今日のお名前は
小浜 芭楽(おばま ばらく)
まあ、次の大統領選挙でどうなるか,判らないが
こんな名前を付けられた小浜家の息子は大変だ。
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