2024年9月4日水曜日

ネイティブ・インディアン俳優2人

チーフ・ダン・ジョージ(1899~1981)
彼はカナダ生まれ、以前はスクールバスの運転手、
沖仲仕などをしていた遅咲きの俳優である。
アーサー・ペンの「小さな巨人」に抜擢された時60歳を超えていた。
しかし顔に刻まれた皺は”今日は死ぬのに良い日だ”と
独り言を言って丘に登り死ぬ準備をする酋長役にピッタリ
オスカーの助演男優賞にノミネートされた。
「ハリーとトント」でも、そのまま居るだけで
アメリカの歴史を感じさせる存在。
イーストウッドが監督した本格的西部劇「アウトロー」でも
その存在感はさらに増し、何処かモンゴロイドの
我々にも似て”七人の侍」の部落の村長役も出来そうだった。

ウィル・サンプソン(1933~1987)
彼のデビューはジャック・ニコルソンの映画「カッコーの巣の上で」
ほとんどセリフの無い精神病患者の役だったが
その堂々たる体格に知性を感じさせる風貌は強い印象を残した。
「アウトロー」でもテン・ベア(10匹のクマ)という名前の族長を演じ
イーストウッドに”お前は信用できる!”と助ける役を強面に演じた。
彼も似てる友人が何人か居る(笑)




 

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