BS-11海外ミステリードラマ選
「リドリー退任警部補の事件簿」#5#6 届かぬ声
「ヴェラ〜信念の女警部」の後を受けて始まった此のシリーズ
ヴェラと同じ”女警部”に頼まれて捜査を協力するリタイアした警部補が主人公
辞めた理由も奥さんと子供が家に火を点けられ焼け死んだという
訳ありな様で、リーアム・ニーソン似の顔には、いつも”影”がある。
彼は警部補なのに、もう一つ特技でピアノが弾けて
時々馴染みのBARで歌う場面が出て来る。
スタンダードジャズ好きな私にはとても嬉しい。
今回の事件簿は、そのBARで歌う米国からきたジャズシンガーが
行方不明の弟を探してくれという依頼。
此のオープニングのBARのシーンが彼女の歌う"What'll I do"
ニルソンの夜のシュミルソンにも入っているスタンダード。
その歌に惚れたか?彼女に惚れたか?
主人公は警察署の行方不明者探しのデータ・ベースを活用して
彼女が持っていた写真を頼りに弟を探すが
どうやら、その先に田舎町のレコード屋に屯していた若者達と
そのレコード屋のオーナーとの間の”闇”が存在した事を突き止める。
レコード屋のオーナーは”ジャニーさん”でパーティーと称して
自分の別荘に若者達を連れ込み児童虐待を繰り返していたのだ。
そのパーティーを知っていた女性が殺害され又、
弟探しは又振り出しに戻るが探すうちに、
ジャズシンガーと主人公の警部補の間にいつしか恋が芽生え
米国へ一緒に行こうと誘われ、彼もその気になるが。
事件は急展開、何と女性の殺害犯人は・・・と
どちらにしても高齢者同士の大人の恋が観ている高齢者の胸に迫る。
最後に主人公がBARのピアノの弾き語りで歌う"What'll I do"は
何とも切ない歌詞の内容だ。
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