BS11海外ドラマ「バルタザール」#生死の境
此のドラマ、分かり易く言えば、フランス製の”科捜研の男”
婦人警察官と協力して殺人事件の犯人を
突き止める科学捜査官が主人公。
此れを沢口靖子とは程遠い人相の悪いトメル・シスレーが演じている。
彼の仕事場はいつも死体のある所や解剖室で
フランスの放映規定なのか腐乱死体や内蔵を隠す事なく
見せるので、此方は甚だ気持ち悪い。
それに彼の側に死んだ筈の妻が幻影か幽霊か現れ
彼と会話したりするので益々訳がわからない。
それでも惹かれるのは現代医学の進歩と彼の冷静な判断力で
必ず事件は解決するから、まあ当たり前だが。
今回はおもちゃ屋で男の死体が発見される。
先に現場に着いたバルタザールは其処にナジェットいう
婦人警官も居て、彼も彼女もどんどん衰弱してゆく
どうやらウィルスを使ったテロらしいと。
バルタザールはそのウィルスが何か?を特定するまで
外部と遮断し自らを隔離する。
つまり彼は動けないどころか意識も朦朧。
ドラマではパートナーの婦人警察官エレーヌは
中の3人の特定殺人では無いか?と3人の共通点を探し出す。
果たして、その共通点とはかなり昔の医学養成校で
恥をかかされた女性の復讐であった事が分かり
その女性を逮捕するが、彼女の悪意は揺るがず
ウィルスのワクチンを特定出来ない・・・と
最後まで観る方はハラハラ・ドキドキで展開が巧い。
それに救助する側の子弟関係も丁寧に描かれていて
見事な人間ドラマ構成。
主役が死んじゃったら此のシリーズも終わってしまうから
バルタザールは結局助かるが、其処までが面白い。
毎週土・日曜日 午前9時59分。1回づつ完結だから観やすい。

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