歴代アカデミー賞作曲賞2010年代 その7
「ヘイトフルエイト」:エンニオ・モリコーネ
モリコーネは今トルナトーレのドキュメンタリー映画が
劇場公開されているので何も書くことは無いが、
此の映画の監督タランティーノはマカロニウエスタンのファンらしく
彼の曲を"ジャンゴ"で使ったし憧れていた作曲家なのだろう。
しかし彼に、どんな注文をしたのか分からないが
此の作品にはモリコーネらしいメロディーは皆無だ。
強いて言えば「遊星からの物体X」に近いサスペンスの盛り上げに徹している。
先にアカデミーはモリコーネに長年の功績に対して
名誉賞を与えているがオスカーは此れが初めて。
「ミッション」「アンタッチャブル」「ワンスアポンナタイムアメリカ」と
素晴らしい仕事を見逃し、私にはニーノ・ロータと同じで
余りにも遅すぎる受賞と思える。
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