バルカン音楽 #19ギリシャ映画音楽
その男ゾルバ(1964)Zorba the Greek : MIKIS THEODORAKIS
1964年はギリシャの二人の作曲家が世界的にブレイクした年だ。
一人はマイケル・カコヤニス監督の「その男ゾルバ」の音楽を担当した
ミキス・テオドラキス。
アンソニー・クイン演ずるゾルバとアラン・ベイツが演じた
英国人作家との友情を描き、
肩を組んだダンスの音楽はブズーキという民族楽器の魅力をも伝えた。
そして、もう一人が
「日曜はダメよ」でメリナ・メルクーリの歌を
大ヒットさせた作曲家マノス・ハジダキス。
America America (1964) OST Manos Hadjidakisその彼がエリア・カザン監督の映画「アメリカ・アメリカ」に
付けた音楽は当にギリシャ音楽の歴史。
オスマントルコ帝国に占領されていた植民地時代のギリシャで
アメリカ移民を夢見る若者の物語はエリア・カザン監督の自伝。
此の映画には当時のバルカン半島の音楽が全て網羅されている。
その二人の作曲家が此の年それぞれの映画に素晴らしいスコアを書いた。
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