2019年11月5日火曜日

追悼 マリー・ラフォレ
Marie Laforêt & Jacques Higelin - Saint Tropez Blues (1961) 
邦題は赤と青のブルースとして公開された此の映画は
当時15歳の高校一年生だった私の人生に大きな影響を与えた。
まず映画の舞台は原題通りのサントロペ。
主人公の女子大生は夏休み、ヴァカンスに選んだのが海辺の避暑地。
これは海無し県の栃木に生まれ育った私に強烈な憧れを誘った。
彼女が転がり込んだのが画家の夫婦のアトリエ。
白い壁に置かれた油絵の抽象画が美しく、此んな家に
いつか、住みたいと思ったものだ。
そして主人公はボーイッシュなマリー・ラフォレ。
「太陽がいっぱい」の先だったか後だったか?
そのレモンの様な清々しさにいっぺんでトリコになった。
結局、そんな女の子には今日迄、出逢っても
恋が叶うチャンスは無かったが・・・
家だけは、いつ津波が来てもストライクな海の真ん前に建て
油絵は床が汚れるので、パソコンで描きプリントアウト。
それも飽きて、今はミシンに夢中と云う訳。
いつかマリー・ラフォレの様な女の子が遊びに来るのを待って。



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