2019年1月18日金曜日

浦里はるみ (1934~2011)
正月の特番で又、向田邦子ドラマ「女の人差し指」を
やっていたのを録画で観た。
脚本・寺内小春とあるから既に向田邦子はなくなり
久世光彦が彼女のエッセイ等から構成したと
思われるが、若い田中裕子に小林薫、四谷シモンの
緊張感の有る芝居に魅せられた。
その中に此の女優が隣りの女で出て来た。
彼女は私に取っては東映時代劇に出て来る悪い女の代表。
しかし先日の山形勲の情婦役ながら
主人公の錦ちゃんや東千代ノ助に惹かれて寝返って
殺される人間らしい役が定番だった。
彼女は元新派の女優、それから東映に入り時代劇で年増女を演じ
着物姿の美しさで、その地位を得た。
同じ様な、千原しのぶとは演技力で勝り
美しさだけでは無い、その個性で私の記憶に残った。
私のサラリーマン時代、会社の近くに小料理屋が在って
その店のメニューの焼きそばを食べに行っていたのだが
その粋な女将が彼女と気付くまでに時間が掛かった。
その頃、彼女はスクリーンから遠ざかっていたし
あまり化粧もしていない彼女とは大分違っていた。
でも、今思えば、仲良く成り彼女から映画の話を
もっと聞けたらと今は残念に思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿