<訂正>
前回、「悪女の系譜」としてシリーズを始めましたが
どうも選んだ女優さん達のイメージとタイトルの座りが
悪いのでタイトルを変更する事にしました。
「熟女の季節」
なんだか昔の日活ロマンポルノの題名の様ですが
最近のTVで、ひと山幾らの果物の様に売られて
馬鹿騒ぎしてるガキ娘たちより、ずっと美味しそうな
熟れた彼女たちの魅力を語るには良いかと.
大楠道代(1946~)
彼女は昔、安田道代という芸名で日活デビュー
その後、大映と正式に契約する。
大映では山本富士子の再来と大々的に売り出される。
(確かに鼻の高さは似ているな)
入社一作目の「処女はみた」は若尾文子の脇役だったが
競演した若山富三郎(当時は城健三郎)と恋仲になり
二人は17も歳が離れていたが、その関係は暫く続いた。
その影響か?山本富士子のイメージとは程遠い
増村保像監督の「痴人の愛」に出たのを皮切りに
増村保像監督の「痴人の愛」に出たのを皮切りに
「秘録おんな路線」「関東おんな」シリーズと
大映のエログロ路線の筆頭に立ち
色気プラス演技力を発揮して若山の実弟・勝新太郎の
「悪名」「座頭市」「兵隊やくざ」で切ない女郎役を演じ
倒産間近の大映に在って女版「木枯し紋次郎」や
女版「丹下左膳」を主演し活躍する。
その後、若山とは別れ
ファッション・ブランドの設立者”ビギ”の大楠裕二氏と結婚
1976年に芸名を大楠道代と改める。
鈴木清順の「陽炎座」の高い演技力が評価され
その後も「夢二」「顔」「空中庭園」「春の雪」と話題作に
出演が続く。
歳を重ねてからも知性が輝き出し
ハスキーな声とともにその美しさは色褪せない。
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