2015年4月17日金曜日

澪つくし料理帳:高田郁
老眼と乱視に禄内症まで成りかけている
私の眼にはキツいのだが
今、此のシリーズにハマッている。
作者は劇画の原作から始めたと言う
時代小説には珍しい女性作家・高田郁。
先日、オランダから帰国した友達から薦められた。
その彼女は山口生まれの弁当屋の娘
(ムール貝のビール蒸しを教えてくれた)
とにかく料理好きだから、此の本の主人公が
作る日本料理が懐かしいのだろう。
物語は江戸時代、
大阪から江戸に出て来た幸薄い18歳の娘が
此れでもか?という逆境や試練に耐えて
料理人として健気(けなげ)に生きて行く姿を追っている。
その周りで同じ様な境遇ながら
彼女と支えあって生きて行く市井の人々の
温かい人情が描かれ
それは山本周五郎や藤沢周平の世界に重なる。
とりあえず文庫本を5冊、伊東の図書館から借りて
一気に呼んだが先がどうなるか?
愉しみに次を借りに行ったら
しばらく図書館は改装のため休館と。
此れは溜まらんとネットで探したら全巻在ったので
近くのコンビニに届けて貰うよう予約した。
でも、珍しく根(こん)つめて本を読み
腰がギックラみたいに痛くなったので
此の間(ま)はチャリやハンモックで矯正するのに
丁度良いかも知れない。

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