神田・丸香うどん
世の中には抜け道と云うものがあり
”通”と呼ばれる人は、それを上手に使う。
昨日も此の丸香うどんには昼前後、長〜い行列が出来
遅く着いた私は食べるのに最低30分以上と覚悟した。
若いサラリーマンや学生と一緒に並ぶのは平気だが
浅草から約45分かけてペダルを漕いで来ると
流石に足は棒になり、立ち続けるのはキツく成って来た。
ようやく順番が近づいて来た頃、突然
チャリを店の前に横付けし、列には並ばず
店員に何やら話しかけ,入口の横に立つ老人
割り込みか?否どうやら此の店には”立ち食いコーナー”
なるものが在るらしいのだ。
通りに面した1卓の机なら、長蛇の列を差し置いて
ナント最優先で食べられるらしい。
此の店のオーナーか?店長のアイディアか?
時間が無い人の為に考えた”粋”な計らい。
間もなく、店内から運ばれて来たのは
カリッと揚がったイカの下足10本の天婦羅200円に
薄味ながらダシの良く効いた、かけうどん380円。
それにプラス20円の讃岐直送スダチ絞りが渋い。
此れを満面の笑みを浮かべて
歯が無いのか?喉越しが良いのか?噛まずに
ツルツルとすすり上げる”通”の爺さん。
どう見ても70歳近くのご高齢に、ピアスまでしている。
まだ4月と云うのに、もう初夏の陽射し
食べ終わるや否や、疾風(はやて)の様に立ち去った
その姿は白日の夢か幻か?
写真のお方、こころなしかお痩せになった風に見えますが…?お顔だけかしら?
返信削除ハイ!お顔だけの様でしたよ。
削除恐らく縦縞のシャツ効果と思われます。