新日本風土記
此の時期にNHKが再放映したものを2本纏めて観た。
さくら十二の物語
沖縄から北海道まで桜前線を追って日本列島を北上している。
戦時中、特攻隊員達が桜に託した気持ち
山頂に咲く桜の大木を大切にする村人たち
京都では老舗の女将たちの華やかな花見宴。
東北の津波に生き残ったド根性桜
日本人の桜に対する特別な想いを各地の人々が
熱く語り飽きさせない。
そして、もう1本は
桜前線の旅
日本全国1都1道2府43県の桜を
それに因んだ歌や俳句を重ねて見せて行くもの。
空から観る桜並木から始まり
沖縄、九州、中国、四国、近畿と駆け足で一気に
各地の桜を見せながらも、そこに住み、桜の季節を愛おしむ
人々の生活や想いを
”夜桜お七”から”桜坂”等の歌謡曲の歌詞を重ねた構成。
そして古今の小説の一部や、西行や正岡子規の短歌
例えば
”さまざまの 事を思い出す 桜かな” 芭蕉
”散るサクラ 残るサクラも 散るサクラ” 良寛
此の良寛の句は特攻隊を思い出させ切ない。
その季節も、そろそろ終わりだが
それにしてもサクラとは儚いものだな。
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