2014年4月5日土曜日

ジュールス・ダッシン作品集
名前からしてロシア系ユダヤ人だが、彼の経歴は変わっている。
アメリカはコネチカット州生まれ
若い時にヨーロッパに渡り演劇を学ぶ。
帰国後ヒッチコックの助監督等を経て
社会派のドキュメンタリー映画「裸の町」を撮るも
時はマッカーシー旋風、”赤狩り”にハリウッドを離れ
ヨーロッパに拠点を移す。
フランス、イタリアの製作で「男の争い」「宿命」と成功し
ギリシャの女優メリナ・メルクーリとの出会いが
彼の運命を決定づけた。
アカデミー賞ノミネートの「日曜はダメよ」以降
「死んでもいい」「「トプカピ」「夏の夜の10時30分」と
喜劇、悲劇、スリラーと
全ての作品に彼女を主演させているが
何れも、お互いの才能が活きている素晴らしい出来で
ダッシンの映画のヒロインを演じきった
メルクーリが凄いのか?
女優メルクーリをギリシャの文化大臣にまでさせた
ダッシンが偉いのか?
二人は余程相性の良いコンビだったと云えよう。

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