ロバート・アルトマンの世界
彼がTVシリーズの「コンバット」の演出をしていた事は
あまり知られていない。
しかし、その戦場映画の経験を生かし
ブラック・ユーモアを散りばめて撮った
「M・A・S・H」はカンヌのパルムドールに輝いた。
それ以来、アメリカの恥部を告発する皮肉を込めた作品
「バード・シット」「ビッグ・アメリカン」「ナッシュビル」等は
彼の映画監督としての地位を不動の物とした。
特に大勢の人物が登場するオムニバス・スタイルの映画に
ハリウッドの俳優達が、こぞって出演を希望したのは
如何に彼が監督として人気があったかという証拠だろう。
その中には出来不出来もあったが心臓病で亡くなるまで
批評精神は少しも衰えず彼独自の世界観を展開させた。
現代アメリカ映画界を代表する監督の1人と云えよう。
私の彼のベスト1は「ロング・グッドバイ」
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