2014年3月3日月曜日

007ジェームス・ボンド・シリーズ
「007は殺しの番号」(1962)でスタートした此の映画が
此れほど長く続くとは誰も思わなかったろう。
最近作「スカイフォール」(2012)で23作目
まさに御長寿シリーズと云うか?エンドレスと云うか?
役者を変えては新作を作るので、全く終わる気配は無い。
役者と云えば初代ボンドのショーン・コネリー。
彼が演じなければ此れほど人気が出たかどうか?
後発のロジャー・ムーアやピアーズ・ブロスナンと
ボンド役が変わっても
ドル箱シリーズだけに、それなりの予算と
優れた監督に依る凝った作りは決して悪くは無い。
現在ボンドを演じているダニエル・クレイグのスピード感のある
格好良さは又、新しいボンドとして可成り評価出来る。
だが、しかしショーン・コネリーのそれとは別の物。
「ピンク・パンサー」がピーター・セラーズで無いと
駄目なのと同じである。

ショーン・コネリー主演集
彼はデビューこそ007のジェームス・ボンド役だったが
後に此の役を演じた誰よりも、それらしかったのは
風貌ではなくて演技力だった。
人気のあるうちに、それは自ら降板したが
こうしてバイオグラフィーを並べてみると
良い作品に恵まれているというか
出演作を慎重に選んでいるようにも思える。
今日の1曲の「王になろうとした男」もそうだが
それらしい風格は彼にしか出せないものだ。
下積み時代、シェークスピア劇で磨かれたキャリアが
今の彼を作ったのだろう。

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