おウチで楽しむカクテル講座#-18
デュ・バリー
Du Barry
Du Barry
<レシピ>
ジン-40ml ドライ・ベルモット-20ml ペルノ-1/2tsp
アンゴスチュラ・ビター-1dash(香り付け)
これらの材料をステアしてグラスに注ぎ、
オレンジをスライスして縁に飾る。
ブイヤベースに使うアニス系の酒ペルノが余っていたので
”ペルノを使うカクテル”で検索したら此れが出て来た。
結構、香りも強く、癖の有るカクテルだ。
それも、そのはず、その名の由来”デュ・バリー”は
デュ・バリー夫人と云うフランスでは有名な美女の名前だ。
デュ・バリー夫人と云うフランスでは有名な美女の名前だ。
フランスはシャンパーニュ地方生まれの私生児ジャンヌが
極貧の暮らしを抜け出すべく、自分の美貌と肉体を武器に
デュ・バリー子爵の囲われものとなり、子爵に求められるまま
貴族や学者に軍人たちの夜の相手までして
幅広く人脈を増やし、更に社交術や教養を高めた。
そして5年前に妻を亡くした男やもめのルイ15世を紹介され
その艶やかな立ち振る舞いで、王さえも”虜”にした彼女は
平民のままの身分では宮廷に入るのは、まずかろうと
まず、子爵の弟と結婚し”デュ・バリー夫人”と名を改め
貴族や学者に軍人たちの夜の相手までして
幅広く人脈を増やし、更に社交術や教養を高めた。
そして5年前に妻を亡くした男やもめのルイ15世を紹介され
その艶やかな立ち振る舞いで、王さえも”虜”にした彼女は
平民のままの身分では宮廷に入るのは、まずかろうと
まず、子爵の弟と結婚し”デュ・バリー夫人”と名を改め
遂にはルイ15世の公妾にまで上り詰めたと云う凄い女性。
そのドラマチックな男性遍歴は宝塚の「ベルサイユのバラ」にも
マリー・アントワネットの敵役ジャンヌとして憎々しく登場する。
しかし彼女の相手をした男達は皆、朗らかで愛嬌の有る女性だったと
悪く無い評価、どちらが本当か解らないが、結局は
フランス革命後、断頭台の露と消えたのだから哀れな生涯だ。
オレンジをグラスの縁に飾るのも、そんなエピソードに因むのか?
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