2024年1月3日水曜日

Moonray:Artie Shaw & His Orchestra 
アーティー・ショウと言う名は此の作曲で覚えた。
クラリネットの名手として自らの名前を冠した楽団で
ベニー・グッドマン楽団等と人気があったらしい。
そして此の曲はポーランド映画イエジー・カワレロヴィッチ監督
「夜行列車」に作曲家アンジェイ・トシャコフスキーが
スキット・アレンジして退廃的なムードを醸し出した。
”ムーンレイ”とは”月の光”の意
古今東西、月の光は魔法にも似て人の心を狂わせる。
そんな気分を此の曲は味合わせてくれる。



 

男はつらいよ 寅次郎相合い傘」:山田洋次監督作

正月三ヶ日BS松竹東急で此のシリーズの中で

浅丘ルリ子がマドンナを演じた3本を放映している。

その番宣に当の浅丘ルリ子が寄せたメッセージで

此の相合い傘が一番好きだと言う。

その理由に彼女が演じたリリーは自分そのものだと

此の作品にはシリーズの中でも名場面と言われる

メロン騒動というのが出て来る。

船越英二扮する蒸発サラリーマンが柴又とらやに

置いていったメロンを、おばちゃんが6等分してしまい

その時居なかった寅さんの分が無い!

まあ、兄弟や家族の多い家で良くみられた騒動

かって七人兄弟姉妹の私の家がそうだった。

しかし運悪く戻って来た寅さんは激怒

どうせ俺は仲間外れだよと駄々をこねる寅さんに

リリーはオトナ気ないねと。

ふて腐れた虎さんは、とらやを飛び出す。

後日、リリーも世話になっていた、とらやを離れようとする時

妹さくらのリリーさん、お兄ちゃんと結婚してくれない?

リリーもその気になって、頷くが、

その時、戻って来た寅さんは照れてそりゃ冗談だろ

此のやりとりに監督山田洋次の男はつらいよ

魅力の全てを感じたのは私だけでは無いだろう。



今年初ゆたか!

牡蠣フライとトンカツはロース

キャベツは勿論お代わり٩( )و


 

2024年1月2日火曜日

TVドラマ「たそがれ優作」第2話
主演は北村有起哉。
時どき映画やTVドラマで脇役として見かけるが
本格的な主演は此れが初めてかもしれない。
彼の設定は中途半端に売れている役者。
毎回、冒頭に”男はつらいよ”風に
彼が演じる役で、殴られたり殺されたりする芝居に
”カット!”という声が入り撮影現場という現実に戻る。
”男はつらいよ”風といえば毎回マドンナというか
現在独身中年男の主人公に相手役のヒロインが登場する。
それが何も癖のある女ばかりなのだが
”寅さん”と同じ様に主人公は直ぐ惚れてしまうと言うか、
その気になってモヤモヤするのが笑える。

そして此の2話目のストーリィだが
彼と別れた女房との間に出来た息子が役者になり
今度、舞台に立つのでお父さん観に来て!と呼び出される。
北村有起哉は知る人ぞ知る文学座の看板俳優だった北村和夫の息子。
「にっぽん昆虫記」や「神々の深き欲望」を観た私には
彼は父親そっくり!だから此のエピソードには
虚実あいまったリアリティがあって面白く観れた。

その息子は寿司屋に父親と母親(遊井亮子)を呼び出し、
結局、自分は行かず、二人だけで再会させる策略。
元夫婦と言えどカウンター席に距離を置いて座る
気不味い雰囲気から、徐々に縮まって行く過程に
戻りそうで戻らない男女の過去が丁寧に描かれて実に切なかった。

此の原作は劇画で「深夜食堂」の安部夜郎。
TVドラマに”グルメ”の要素を持ち込んで別の魅力を付けているが
人気俳優を並べた最近のドラマに比べ、無名の俳優等を
”らしさ”と演技力で選んだキャスティングが上手い。

もう既に終わってしまったシリーズだが、正月深夜に
BSテレ東で纏めて再放映してくれているのが嬉しい。

2日目もお雑煮

オーブントースターで餅を焼いて

お節の兄貴も再登場

ほうれん草のお浸しも付けて。


 

2024年1月1日月曜日

Eliades Ochoa - Se Soltó Un León
映画”ブエナビスタ”でベテランのミュージシャン達を纏めていたのが
”カウボーイハットのギタリスト”ことエリアデス・オチョア。
此の歌の中にも出て来るキューバは、サンチャゴ生まれ
6歳の頃からのギター少年はウイキペディアの日本語訳では
”キューバの息子”成っててしまうが本当は”キューバのソン”
サルサの原型を耳や身体で覚えた。
此のヴィデオでも聴いていると身体がウズウズと動いてしまう。
そしてライ・クーダーが果たせなかった
キューバとマリのミュージシャンとの競演を
”アフロキュビズム”というアルバムで果たしている。




良い天気に良いお正月

本所吾妻橋"とんぼ"のお節

此れに、お屠蘇で

お雑煮は千束通り竹松の鴨肉。